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それ、本当にPMS?ネガティブ感情を月経前症候群と判断するのはキケンかも

2016.06.17

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理由もなくイライラしたり、憂鬱になってしまったり。心の不調って、生理前に多い気がしませんか?

「もしかして月経前症候群(PMS)かも…」と、悩んでいる人は気をつけて。PMSだと決めつけてしまうことで、実は損しているかもしれません。

心理学者のロビン・スタイン・デルーカさんのスピーチから、PMSの新たな見解について学んでみましょう。
参照:ログミー「PMS・月経前症候群に関する誤った常識にさよなら」

PMSの定義は信用できない?

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一般的にPMSは、生理前に起こる心とカラダの不調だと言われていますよね。PMSの症状は人によってさまざま。人によって、腹痛や頭痛に悩まされたり、だるさを感じたり、憂鬱になったり……。この症状が現れたから、「それはPMSだ」と断定できるとは限らないのがPMSです。

ロビンさんは、PMSというは、科学的に根拠がない疾患だと忠告しています。

PMSという言葉は世界的に知られていて、いろんな研究がなされているにも関わらず、科学的根拠がないと言いきれるのは、どうしてなのでしょうか?

その理由をロビンさんは分かりやすく説明してくれています。

150種もの症状が!PMSと断定するのは不可能!?

実は、PMSを訴える人の症状には、150種類もの異なるものがあるんです。150種類ともなると、もうどんな症状でもPMSとして一括りにできてしまいそうですよね……。

また、たとえ症状が現われたとしても、PMSと判断するかどうかの基準(症状・発症期間・重さ)は研究者によっていろいろ。ましてや自分でPMSかどうかを判断するなんて不可能とも言えそうです。

PMSの研究は過去の記憶を頼りにしている!?

PMSに関する多くの研究では、過去の症状を尋ねる質問が多いんだそう。つまり、その人の記憶を頼ることになります。

毎日記録をつけていく研究の方が少ないため、科学的根拠があるとは言い切れないと、ロビンさんは言います。

定義がはっきりしないものに特別に名前をつけて、女性特有の病気として扱ってしまうのは、少し危険かもしれませんね。

PMSを過度に信じることのデメリット

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PMSという言葉が普及した背景には、生理前の辛い症状に病名をつけてもらえると、安心できるという人が多かったからかもしれませんね。

それゆえ「PMSとは何か」をよく知らずに、「これはPMSだ」と信じている人も少なくないのでは?

そのままでは、気づかない間に落とし穴にハマってしまうことがあると、ロビンさんは指摘します。

「女性だから」というレッテルを貼られる

「月経があるからホルモンバランスが乱れ、感情的になるのが女性」そういった考えは、女性が出世する機会を阻む理由に使われがちだと、ロビンさんは言います。

ある心理学の研究では、感情の起伏の激しさを男女間で比べてみたところ、そこには差がなかったことが証明されたそう。

それなのに「女性だから」という理由で、せっかくの仕事上のチャンスを逃してしまう可能性があるなんてもったいないですよね。

自分の感情と向き合う機会を逃す

「生理前だから、憂鬱な気分はしょうがない……」そうやって諦めることが、自分の本当の悩みに気づくチャンスを奪っていることもあるんだそうです。

あなたが憂鬱な理由は、生理前であることが原因なのではなく、別の理由があるのかもしれません。そもそも悩みがあるところに生理が重なって、余計に憂鬱だというケースもあるでしょう。

真の原因に正面から取り組んで解消することができれば、「生理前にいつも不機嫌になって彼氏とケンカしちゃう」とか「仕事で上司に指摘されたら、過度に落ち込んでしまう」という問題も回避できるかもしれません。

PMSじゃなければ、どうする?憂鬱との付き合い方

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ワケもなくネガティブな感情に陥ってしまうのは、PMSではなくストレスの蓄積が原因になっているのかもしれませんね。

まずは、日頃のストレスで疲れがたまってないか、小さな悩みを見てみぬフリしていないかを振り返ってみましょう。

関連記事:ストレスチェック義務化。東京アラサー女性の上手なストレス管理法&解消法とは?

人間関係などの「今すぐ解消するのは難しい……」というストレスがある場合は、しっかり睡眠をとることや、スポーツで身体を動かすことで、こまめにストレス解消をするのが大切です。

サロンでマッサージやストレッチを受けるなど、カラダを労ってあげるのもいいですね。

YURURILA_SALON
リラク


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