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肥満治療で重要となる食事療法

2016.03.18

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肥満は生活習慣病を引き起こす原因にもなるため、状況によっては医療機関で治療を受けた方がよい場合があります。肥満治療の中で特に重要とされているのが食事療法。ここでは、肥満治療における食事療法のポイントをご紹介します。

監修:メディカルブランチ表参道 医師  古田一徳先生

肥満は、生活習慣病といわれている、脂質異常、高血圧、糖尿病などのリスクを高めることがわかっています。健康障害を合併している、または合併が予測される場合で、医学的に減量を必要とする状態を「肥満症」と言い、さまざまな治療法があります。

肥満治療の基本となる食事療法

肥満症の治療には、食事療法、運動療法、行動療法、薬物療法、外科的治療がありますが、基本となるのは食事療法と運動療法です。特に食事療法は、肥満症の治療においてもっとも重要と言えます。

肥満症の患者には、今まで何度かダイエットを試みても十分な効果が得られなかった、という経験を持つ人が多く見られます。肥満症治療では、個人個人の経過と状態に合わせ、粘り強く継続して治療を行っていく必要があります。

そのためにも重要となるのが、無理のないスケジュール、現実的な目標の設定です。一度の減量スケジュールで標準体重までの減量を目指すのは、必ずしも現実的とは言えません。
減量の速度としては、入院治療なら1か月で1~2kg、外来通院治療で1か月に0.5~1kg程度が多く勧められています。

食事療法のポイント

●エネルギー量をコントロールする

食事による摂取エネルギーが消費されるエネルギーを上回ると、その分が脂肪となって蓄積されます。そのため、この摂取エネルギーを減らして、体脂肪を減量していきます。
具体的に何キロカロリー減らすのかは、体重、肥満度、性別、年齢、合併症の有無などを見ながら、医師と相談して決めていきます。

●栄養バランスを意識する

摂取エネルギーの調整をしつつも、必要な栄養素はしっかり確保することが大切です。過度な減量を行うと、エネルギー不足に、タンパク質やミネラル、ビタミンの不足も加わり、むくみや便秘、皮膚トラブル、抜け毛、貧血などが引き起こされることがあります。1日3食、主食(炭水化物)・主菜(タンパク質)・副菜(ビタミン、ミネラル、食物繊維)をそろえ、バランスよく食べるようにしましょう。

●食べ方を見直す

食事の内容も重要ですが、食べ方に気をつけることでも、無駄な摂取エネルギーを減らすことができます。気をつけるポイントは以下の通りです

(1)ゆっくりよく噛んで食べる
(2)ながら食いをしない
(3)間食はなるべくしない
(4)自制心のゆるみを招きやすいアルコールの摂取はできるだけ控える

また、普段の食事を記録することも有効です。いつ、なにを、どれくらいの量食べたかなどを毎食記録することで、自分の食生活の問題点を見つけやすくなります。
問題点がわかったらその部分を改善し、適切な食行動を習慣づけましょう。

記事転載元:ヘルスケア大学 肥満治療で重要となる食事療法

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