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フコイダン(ふこいだん)に期待される効果・効能

2016.03.15

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サプリメントの原料としても活用され、さまざまな効果が期待できるとされているフコイダン。あまり聞き慣れない名前ですが、どのような働きがあるのでしょうか。ここではフコイダンに期待できる健康効果について、詳しく解説しています。

監修:吉井クリニック 院長  吉井友季子先生

近年、サプリメントなどに活用されているフコイダン。どのような成分で、どのような効果が期待できるのでしょうか。

フコイダンとは

フコイダンは、昆布やメカブといった海藻のネバネバした物質に含まれる硫酸多糖の一種です。近年の研究によりさまざまな健康効果があることがわかり、サプリメントなどに活用されています。

フコイダンの健康増進効果

フコイダンの研究は1970年以降に盛んに行われ、これまでに以下のような作用が研究結果として発表されています。

免疫力の向上

フコイダンには、免疫機能において重要な役割を担う「NK細胞(ナチュラルキラー細胞)」や「マクロファージ」といった免疫細胞を活性化する作用があることが動物を使った実験で明らかになりました。中でもガゴメ昆布由来のフコイダンは、ヒト試験でもNK細胞の活性を高める働きが確認できたと報告されています。

NK細胞は、人間の免疫システムをつかさどる重要な免疫細胞です。体内にウイルスや病原体が入り込んだり、異常な細胞が発生した際に、まっさきにそれらに攻撃を始めるのがこのNK細胞。さらに、NK細胞は常に体内をパトロールしており、このような異常細胞を見つけては攻撃することで、病気の発生や悪化を防いでいるのです。つまり、フコイダンによるNK細胞の活性化は、免疫力を高めて健康を保つには非常に有効なのです。
また、食物繊維であるフコイダンは、免疫細胞がもっとも多く集まり、免疫機能に大きく関わる腸の状態を整える作用もあるとされています。

胃を守る効果(健胃作用)

胃潰瘍や十二指腸潰瘍の原因となるピロリ菌。近年、研究者によって、フコイダンはこのピロリ菌を除菌できるとの研究結果が報告されています。その要となっているのが、フコイダンを構成する成分のひとつである硫酸基です。硫酸基は胃の粘膜にも存在します。

ピロリ菌は、この胃の粘膜に存在する硫酸基を好物としており、そこに吸い付く性質があります。フコイダンを摂取することでフコイダンが胃の中にある状態であると、フコイダンの硫酸基が胃の粘膜の硫酸基の代わりとなってピロリ菌を吸い付け、そのままピロリ菌を腸へと押し流します。それにより胃からピロリ菌が除去され、胃が守られるのです。

抗アレルギー効果

体に備わっている免疫機能は、細菌やウイルスといった異物から体を守ると同時に、アレルギー反応を起こすことがあります。体内に異物が入ってくると、その異物と結び付く抗体がつくられます。それら抗体のうち、アレルギー反応に関わるのが「IgE」といわれる抗体です。

免疫機能が正常でない状態にあると、この「IgE」が過剰に生成され、過剰な免疫反応が起こってアレルギー症状が現れます。フコイダンは免疫機能を整え、「IgE」の過剰な生成を抑える働きがあるとされています。

肝機能向上

ガゴメ昆布に含まれるフコイダンを用いた実験によると、ガゴメ昆布「フコイダン」にはHGF(肝細胞増殖因子)の産生を誘導する作用があることが明らかとなりました。

HGFは、肝臓細胞の再生のほか、あらゆる器官の組織や上皮細胞の再生に作用します。傷ついた肝臓細胞の修復に働きかけることで肝機能向上効果が期待できます。

さまざまな研究が行われ、健康効果が期待できるとして注目されているフコイダン。近年、この健康効果を期待して、サプリメントなどで継続的にフコイダンを摂取しようという人も増えてきているようです。

記事転載元:ヘルスケア大学 フコイダン(ふこいだん)に期待される効果・効能

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